ケース6-1)頸椎ヘルニア

首に問題がある方は、結構多い。

生活に支障がでるほどではなくても、パソコンをやったり、
手作業をするために下を向いたりしていると、
すぐに首が辛くなってしまう、、、。

首に違和感を感じていなくてもなんだかよく眠れない、
朝、なかなか起きれない、、、
なんて人は、首の問題を抱えていることが多い。

中でも、激痛があったりで生活に支障をきたし、
長く苦しむのは、頸椎ヘルニア。


頸椎ヘルニアは、椎間板ヘルニアの首バージョン。

椎間板ヘルニアっていうのは、
椎体と椎体(首でいえば、頸椎といわれる骨と骨)の間に
ある椎間板が突出し、周辺の神経の枝(神経根)を圧迫
すると激痛が起きたり、脊髄が圧迫を受けると、
まひやしびれや脱力感がでて運動が障害されたりする。

頸椎ヘルニアの場合なら、首だけでなく腕や手に強い痛み
がでたり、しびれやまひ、腕が上げられないといったことや、
手が思うように動かせなかったり。
また、首まわりの肩や背中といったエリアがひどく重く感じる
「ひどい肩こり」や頭痛や吐き気、
ひどくなると排尿の問題もでてくる。


圧迫の度合や脊髄の面積により、
軽傷から重度まで症状には、段階がある。

少しずつ症状がでてくるといった場合もあれば、
長時間、上や下をみている動作の末に、
ズキュンと痛みが発生する場合も。

とにかく慌てて病院にいって、
MRIをとり、椎間板の突出がみられれば
「頸椎ヘルニアですね、、、。」と悲しい宣告をされる。

頸椎ヘルニアの治療にいったては、
症状が軽い場合は手術ではなく、頚椎安静、固定、牽引、
薬物療法、神経ブロックなど保存的治療をとることになり、

これ以上、痛みが我慢できない、とか、何を触れているか
分らないほどのしびれがある、ボタンのかけはずしや、箸
を使う、字を書くといった日常的な動作が困難になってしま
ったり、排尿の問題が起きたりしてくると手術が適用される。

判断基準のひとつに、手を握ったり開いたりする動作が、
10秒間に20回を下回る時というのもあるようだ。

問題は、手術を選択した場合、
必ず、改善するという保証はないということ。
なので、手術は最後の手段にしたいところ。

私が頸椎ヘルニアを施術する場合、
一番の課題は、

「何故、椎間板が突出してしまうのか?」
 
これを徹底的に探すこと。


頸椎に挟まれている 柔軟性がある椎間板が突出する
ということは、それを挟んでいる頸椎が様々な原因により
傾むいたりして、椎間板を押し出してしまうから。

言い換えれば、
「何故、頸椎が傾いてしまうのか?」
それを探すのが改善への近道になる。



あの内臓マニピュレーション創始者のバラル先生が
いっていたけど、
「頸椎は、風見鶏のように周囲からの影響を受ける」

これは本当に、その通り。
頸椎は、勝手に右や左に歪むわけではない。
ひっぱられてしまうのだ。

つまり、頸椎を矯正するには、
まず、歪みの元となっている原因を改善してから、
頸椎を矯正する。

ひっぱる原因が解除されていれば、
頸椎の位置を戻すのに、強い力は必要ない。

もともと組織は、正しい方向へ戻りたがっている。
それをサポートしてあげるだけなのだから。

先日、病院で、頸椎ヘルニアという診断がでており、
長い間、辛い思いをしている方が来院された。

色々な問題をもっている方だったけど、
一番の原因は、咽頭の後方にあるリンパ節の腫れが
頸椎を引っ張っていたこと。
もちろん、ここのリンパ節が腫れるのにも理由がある。
それを解除してあげて、リンパ管を開いてから、
つまったリンパ節を開通させる。

その後、頸椎を矯正すると、
パズルがはまる様に、ストンとよい位置に収まってくれる。

施術後は、首の痛みが取れただけでなく、
首の軽さに感激していた。
でもこれが本来の首の状態なのだ。
首の問題が改善されると、
悩まされていた疲労感や倦怠感も解消されてくる。

今回は、リンパ節の腫れが、
直接的な要因の一つになっていた。
もちろん、他の原因が問題になることもある。

だけど、リンパ節の腫れは、首だけでなく、
身体の様々な場所で、問題を引き起こす。
どんな問題を引き起こすのか挙げていけば、
そのバリエーションの多さに、きっとみんな驚くだろう。

リンパの問題は、血液の流れも障害させる。
リンパが障害される時は、埃が舞い降りてくるように
少しずつ少しずつ積もり重なり、ある域に達すると、
ドーンと強烈な痛みなんかで、強い自己主張をしてくる。

だけど、なかなか気づかれることが少ない影武者的な存在。
そして全身に散らばる広いネットワークをもつ身体の管理者。

少しずつ、その症例を紹介していきたいと思ってます。

頸椎ヘルニアで手術を悩んでいる方、
もちろん、そこまでいっていない方も、
オステオパシーは、試す価値ありです。

ハーモニーでは、原因追究型の施術をモットーとして
日々、検査法、施術法を開発しています。

何が問題を引き起こしているのか?
一緒に探していきましょう。
少しでも改善に近づけるように。


記事作成・著作権:
ハーモニー セラピスト 神永Diplome d’Osteopathe
オステオパシー、骨盤矯正、腸もみ、リンパ、頭蓋仙骨調整・・・体の痛みを根本からの改善を目指します。
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全ての方が同じ原因ではありません。また施術の進め方も、人それぞれです。もちろん、効果は約束されたものではなく、個人差もあります。
施術は、あくまでも身体が本来の機能をおこなえる手助けをするものです。治すのは、ご本人の治癒力によるものです。
オステオパシーは、その人に備わる治癒力を発動させるものです。


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