1) 子宮筋腫 |
最近、婦人科系に力を入れている。 昨年、デュレル先生の「小児科・産科・婦人科セミナー」 を受講して以来、より力を入れるようになった。 デュレル先生の講義により、多くの機能・構造がわかり、 それを改善させるテクニックも、 私に たくさんのヒントを与えてくれた。 あれ以来、より発展させ、より効果的な オリジナルテクニックを開発している。 子宮、卵巣とも、構造に問題が生じることが多い。 構造が正常な位置にない時は、たいていは、 正常な位置に保てない原因がある。 その問題の原因も、だいぶわかってきたような気がする。 構造に問題がおこれば、循環系も障害される。 循環 ……それは、動脈、静脈やリンパなど。 これは、思っている以上に、大切な要素。 血液が正常に流れなければ、そこの組織の 栄養供給がされず、また不要物の排除もできない。 血液は、ホルモン伝達の通路でもあるのだから。 ホルモンも正常に機能しない。 オステオパシー創始者のスティルも、彼の著書の 中で、血液の重要性を何度も繰り返し述べている。 特に、動脈と静脈が正常に機能できないことで 腫瘍ができてしまうと述べている。 婦人科系でいえば、子宮筋腫が、 スティルのいう例にあてはまるのかもしれない。 子宮筋腫ができるということは、 子宮への動脈、静脈、リンパの正常な循環が どこかで障害されている可能性が高い。 この点を考慮し、そして、子宮、卵巣とは離れた 別のエリアでも、そこに影響を与える障害を改善 させることで、婦人科系エリアに循環を促し、 子宮筋腫にいい影響を与えることができる。 そのよい例として、最近、検診を受けた女性の方で、 以前あった、子宮筋腫がなくなった方がいます。 別の方で、7cmもの筋腫が4~5cmにまで 縮小した方もいます。 もちろん、食事に気をつけたり、運動をしたりといった 本人の努力もありの結果です。 生理的な循環が障害されることで、 身体は、不要物をため込むことになる。 ここでもう一度、スティルの言葉を抜粋。 ------------------------------------------------- もしも血液が腺や器官に運ばれず、不要物が取り 去られないのならば、それは堆積しかさばり、 神経を止め、部分的な麻庫を起こす。 そして、栄養の神経が腫瘍を作り続けるので、 その後は、死ぬときまで、ただメスで取り去ることが続く。 もしも、量の多い少ないにかかわらず血液が そこに運ばれていたら、腫瘍はそこには決して ないものであった。 もしも血液が単純にその仕事を成し遂げ、 通り過ぎて行ったならば、異常な存在を、 発展させることは なかっただろう。 もしも腫れが片側に表われ、もう一方の側には ないとしたら、それは何故だろう? 血管が血液を受け取らず、運びもしない状態は、 自然の現象として腫瘍ができるのである。 --------------------------------------------------- 「 もしも腫れが片側に表われ、もう一方の側には ないとしたら、それは何故だろう?」 婦人科系も、まだまだ多くの発見ができそうです。 記事作成・著作権: ハーモニー セラピスト 神永Diplome d’Osteopathe |
Body・Mind・Sprit・Energyの統合と調和を目指して。
ご注意 |
全ての方が同じ原因ではありません。また施術の進め方も、人それぞれです。もちろん、効果は約束されたものではなく、個人差もあります。 施術は、あくまでも身体が本来の機能をおこなえる手助けをするものです。治すのは、ご本人の治癒力によるものです。 オステオパシーは、その人に備わる治癒力を発動させるものです。 |
case9)婦人科系の問題 |